お寿司とキャリアとVimと
最近、自分のキャリアについて考えることが増えています。そんなタイミングで先日vim-jpのatusyさんとお話しする機会に恵まれました。一人で考えていると考えが凝り固まってしまうため、他の人に、特に自分より経験を積んだ人から話を聞くことができたのがとても良く、新たな視点を得ることができました。今回のことを通してメンター的存在、或いは相談できる相手がいるという状況は非常に重要だと改めて感じました。
この記事の内訳はお寿司 0.1割、キャリア9割、Vim 0.9割くらいです。
お寿司について
お寿司は、、、、ほんっっっっっっっっっとうに!!美味しかったです。甘ダレで食べる蛸と、カイワレ+梅肉のお寿司が特に印象的でした。また食べたいなぁ。
詳細についてはこちらの記事を参照ください。

キャリアについて
atusyさんとの会話の中で、特に印象に残ったキャリアに関するお話を4点に絞って話そうと思います。
給与について
「給料が高い会社に所属するには必ずしも技術力が高いとは限らない。その会社が儲かっているかどうかが大事」という話は、まさにその通りだと感じました。もちろん、技術力を軽視して良いわけではありませんが、必ずしも高いレベルの技術力を持っている必要はないという点については非常に納得しました。
これまで、前職も現職(SES)も、あまり深く考えずに就職を決めてしまった節があります。現職については、自分で良いと思って選んだ会社なので後悔はありませんが、もし次に転職する機会があれば、より本気で転職活動に取り組みたいと強く思わされました。折角ある程度良い給料がいただける業界にいるのですから、やったろうじゃないですか。
「仕事が好き」は2種類あるねん
200種類はありません。
「仕事が好き」というものには2種類あるのじゃないか?とおっしゃってました。
- 仕事そのものが好きでずっと仕事をしているタイプ
- 会社のビジョンや解決したい課題に共感を持ち、限られた時間の中で最大限の成果を出そうとするタイプ
後者については、共感が強ければ時間あたりの成果が大きくなるから、がむしゃらに働かなくても問題ないということでした。
この話を聞いて、以前読んだ『エッセンシャル思考』の「より少なく、しかしより良く」という考え方を思い出しました。脳死で仕事をするのではなく、本当に必要で影響力の大きい仕事を見極めて作業する。これは確かに仕事が好きで主体的に取り組めるような状態でないと取らない方法だと感じました。
スタートアップだからといって残業が多いわけではない
スタートアップの企業は、常に残業しているというイメージがありました。しかし、atusyさんによると必ずしもそうではない。がむしゃらに働けるか気にしてないところも多く、むしろ事業に共感してくれるかを気にしてる企業もあるとのことでした。
私自身は、仕事大好き!残業やるぞ!人間では全くありません。妻や娘と過ごす時間や、趣味プログラミング等を楽しむ時間を持つことで仕事へのやる気をチャージしたいタイプです。そのため、過度な残業は避けたいと考えていますが、「必要であれば文句言わずやる」というスタンスです。そのため、次に転職するなら、ある程度の規模の安定した会社が良いだろうと考えていました。しかし、atusyさんの話を聞き、スタートアップへの見方が変わりました。
話を聞いたところatusyさんの残業時間と自分の残業時間はあまり変わりませんでした。むしろ、今までの案件を比べると自分のほうが多いかもしれなかったです。。。
チーム開発を学んだほうが良い
今まで5年の社会人。全く経験がないというわけではありませんが、個人技でのし上がってきた感は否めないので「チーム開発の経験をもっと積んだ方が良い」というアドバイスは非常に痛いところです。特に20代のうちに、チームで開発する経験をしっかりと積むことは、今の自分に明らかに不足している要素なので、早いうちに、この経験を積める機会を得たいと考えています。
Vimのはなし
キャリアの話とおわりにへ力を割いてしまったので、正直体力が尽きましたw
リアルでVimの話をすることなんて全くないので、Vim談義は本当に楽しかったです。人には人のVimだなぁ。と改めて感じました。
ターミナルをVimの中で開くか外で開くか
自分は新しいターミナルを開くときにはweztermのタブを使いますが、atusyさんはVimのタブを使うとのことです。
自分はバッファしか使わないタイプなので、ターミナルをタブで開くという発想はなく真似してみよう!となりました。
ffを何に使っているか
ffを正直全然つかえてないんですよね。という話をしました。
自分は、
- live grep
- ファイルオープン
- mr
- buffer
くらいでしか使いません。
atusyさんはあんまり使っていないかもと言いながら結構使っていました。その結果生まれた記事がこちらです。

ファイラー
oil.nvimいいので使ってくださいという話をしました。atusyさんはvim-jpでは意外と珍しいnvim-tree使いということが知れました。
おわりに
26歳になり、自分より年下の人がマネジメント領域等をやっているのを見て頑張らないとなという気持ちになっています。若いけど若くない。そういった年齢になってしまいました。時間の流れ早すぎる。。。
今回の話をうけて再度自分の好きについて考えたところ、「コードを書いて何かを作り上げること。すでにあるものを最適化し、早く動かすこと。」この2つに対してであれば情熱を注げるタイプだという結論に達しました。
この好きを強みとして押し出せるように今の現場で成果を出そうと思います。
atusyさんのおかげで、今まで薄目で見ていたキャリアについて、しっかりと両目を開けて進むべき方向性を示してもらったように思います。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございます!!!
昨年の年末から今までじゃ考えられないほど人と会って刺激を受けています。今回atusyさんと話すなかで次に向けてもう少し早く動く必要もあるのかなと感じています。
ただ、今は妻と娘もいるので焦りすぎず、かといっていたずらに時間を使うのでもなく、カジュアル面談等をしてゆっくりでもいいので進めていくのが現実的だろうと考えています。
現状の自認としてバックエンドに関してはある程度のレベルに達していると思っているのですが、フロントエンドと仕事を進める際の平均馬力がまだまだ弱いと感じています。今の現場である程度底上げできればと考えています。
atusy さんとの食事会は、美味しいお寿司をいただきながら、キャリアについて深く考えることができる、非常に有意義な時間でした。今回得られた学びや気づきを無駄にせず血肉としてければと思っています。asusyさん次は別のお寿司食べたいです!!!