一周まわって仕事のTODOを手書きで管理している話
はじめに
現在、私は仕事のTODOをデジタルツールではなく、ノートと鉛筆の手書きで管理しています。今年に入ってから始めたやり方ですが、今のところ順調に機能しているので、そうなった経緯について折角なのでブログに残しておこうと思います。
尚、プライベートに関してはほぼ全くといいほど管理していません。本当に大事な用事はカレンダーに登録するか、アラームを設定することでなんとか乗り切っています。記憶力が良いわけではなく、むしろ悪いほうに分類される人間だと自覚していますが、覚えられないことは大事じゃないし良いだろうの精神で、恐らく多くの(覚えていない)やりたかったことを振り落としまくって生活しています。
今までの管理方法
notepad.exeかBYODの案件や使える環境では、Neovimで開くマークダウンファイルかObsidianで管理していました。
どのツールを使っていた時期もおおよそやり方は同じで、月毎に1ファイル作成し、日付、TODO、メモをファイルの先頭に追記していく方法を取っていました。Obsidianではデイリーノートレベルで昨日の未達成TODOを引き継いで管理するという方法を取っている時期もありました。
デメリット
この方法は手軽且つ、手になじんだキーボードで管理できるため良い点もあったのですが、、悪い点が目立つ結果となりました。
別のことをしてしまう
パソコンで管理する方法、主にNeovimやObsidianを使う場合に顕著に表れるデメリットがありました。それは設定が好きな人間は作業中に思い付きで設定を弄り始めるということです。
新しいプラグインを見つけたら入れたり、定期的に設定欄を眺めたり、、プラグインの設定をガチャガチャしたりと、タスク管理以外の作業を突発的にはじめてしまい、TODOに追記することを忘れることが度々ありました。
notepad.exeでは設定弄りはしないものの、後述する「視界に入らず、記憶から消える」問題が残っていました。
視界に入らず、記憶から消える
記憶力が悪い私は視界に入らないと、TODOにチェックを入れたり、追記したりとTODOの管理を忘れてしまい、毎日やりたいことを書くだけ書いて、なにもチェックが入っていないということも度々発生していました。アカンですな。
今の管理方法
社会人6年目にして手書き管理というアナログ方式に切り替えることとなりました。
やっていることは単純で、邪魔にならないサイズのノートに手書きでTODOを書いています。
- キーボードの近くで、目に入る位置にノートを置く
- キーボードの手前か奥に置くことが多い
- これにより「視界に入らず、記憶から消える」問題を解決
- 書きやすい筆記具で雑にTODOを書く
- 自分は鉛筆シャープを気に入って使っている
- インクの出が良い、水性インクボールペン(エナジェルあたり)も良い
メリット
この方法にしたメリットは前述したパソコンで管理した際にあったデメリットを克服できること。あとは、積極的に漢字を使うことでスマホによって衰退してしまった漢字力を取り戻せる可能性を秘めている点です。思ったより漢字が書けてしまうのと、TODOリストに書き込む内容で出てくる漢字はあまり多くないので良い影響があるのかはよく分からない。。。。
TODOの単位
恐らく、一般的にGTDと言われるタスク管理手法です。
1. タスクを細分化して書く
大きすぎると、どこから手を付けていくか考えるのが面倒になり、やる気がでないのでパパっと取り組めて、パパっと終わりそうな粒度に細分化します。
その時、細分化した全部を書きだすのではなく、目の前でやりたい数個だけを書いていきます。
全部書かない理由は、
- あまりノートが大きくない
- 途中で順番が変わったり、やらなくてよくなることもある
- 割り込みができるスペースが確保できる
からです。
2. 途中で思いついたタスクを追記する
以前、集中力が糸くずな自分が8時間仕事するためにやっていることというブログを書いたように、自分は糸くずレベルの集中しかなく、持続性が悲しくなるほど低いです。
その原因として、集中力の総量が少ないということもあると思うのですが、今している作業とは別のやりたいことを思いついて、そのことに脳の容量を使ってしまい、今やるべき作業だけに集中して作業できていないということがあるからです。
そのような突発的な思いつきがあった場合、仕事に関することであれば、ノートに追記していきます。
仕事に関係のないことであれば、スマホかノートの後ろ側に追記するようにしています。
自分は非常に単純な人間なので、やりたいことを何かしらの形でアウトプットすると満足して、元の作業に戻ることができるという特性を利用しています。
3. タスクに取り組む前に頭の中で復唱する
これも自分の単純さをハックした方法なのですが、頭の中で復唱することで、無駄な思考がいくつか振り落とされてやるべきことに集中できるようになります。そのため、頭の中で「まずはreduxのスライスを作るぞー」と数回復唱してから作業に取り組むようにしています。
4. タスクを終えたらチェックを入れたり、追加したりする
タスクが終わったら、チェックを入れたり、追加したりします。
脳内管理は全然できなかった
どこにも書き出さず、脳内管理することも試してみましたが、自分にはダメでした。
小さいタスクであればなんとかなるものの、割り込みに非常に弱く、元の作業の詳細を忘れてしまうことがあったため直ぐに封印しました。
おわりに
作業スピードが上がったので、もっと早く始めたらよかったなと思ってます。
このタスク管理もそうですが、小さく分割して一つずつ進める重要性について、経験をもって感じてます。今回の手書き管理に変更してから、モチベーションという不確実性にあまり振り回されることなく作業を進めることができるようになり非常に嬉しいです。やっと、普通の社会人になれました。